2024年12月25日、文部科学大臣から、中央教育審議会に対して、「多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を加速するための方策について」との諮問がなされました。
諮問の中で「入職経路の拡幅」ということが示されましたが、「入職経路の拡幅」とは、「従来の教員養成学部・学科等出身者以外の、多様な専門性や経験を持つ人材が教師になれるよう、入職のルートを拡大すること」を指します。
具体的な方策としては、以下のようなものがあります。
●特別免許状制度の活用: 民間企業等勤務経験者や博士号取得者、日本人学校等での勤務経験者など、特定の専門性や経験を持つ人材に対して特別免許状を積極的に授与する。
●教員資格認定試験の拡大: 教員資格認定試験の対象を拡大し、より多くの社会人が教員免許を取得できるようにする。
●教職特別課程・通信制の教職課程の充実: 教科に関する科目を既に修得している者が教職に関する科目のみを履修する教職特別課程や、通信制の教職課程を充実させることで、社会人でも働きながら教員免許を取得しやすくなるようにする。
●リカレント教育の充実: 既に免許状を取得している者が、最新の教育事情等に関するリカレント教育を受けられるようにすることで、一度教職を離れた人材の復帰を促進する。
これらの取り組みを通じて、「多様な専門性や経験を持つ人材が教師として活躍できる環境を整える」ことで、教育の質向上や、子どもたちの多様なニーズに対応できる体制の構築を目指しています。
一般社団法人デジタル認証サービス機構は、教員免許を所持されておられる方が全国で570万人いらっしゃることを踏まえ、取得された教員免許をデジタル化し、オープンバッジとして発行させていただくことを通して、多様な専門性や経験を持つ皆様が、教育に関わっていただくことを支援いたしてまいります。
また、学校や先生方の支援については、
●教員以外の職員の活用: 教師が児童生徒への指導に専念できるよう、教員業務支援員、スクールソーシャルワーカー、ICT支援員などの多様な専門性を持つ職員を積極的に活用する必要があります。
ということも諮問で示されました。
ICT支援員の皆様におかれましては、「TEACHER AND ICT SUPPORTER PRIDE キャンペーン」にて、ICT支援員オープンバッジの無償発行も行っております。ぜひご活用ください。
“文部科学大臣による、中央教育審議会への諮問「教員の入職経路の拡幅を」” への2件のフィードバック
今後の教員免許オープンバッヂ発行の予定や時期を知りたいです。恐縮ですが、今回申請時期が終わってから存在をしり、申請発行手続きに間に合わなかったという理由によるものです。可能であれば追加での発行手続きがとれるかもご確認いただきたいと存じます。
お手数で恐れ入ります。よろしくお願いいたします。
お問い合わせいただき、ありがとうございました。教員免許オープンバッジは通年で発行いたしております。こちらのURLからお手続きくださいませ。https://dcsp.stores.jp/